はじめに
『あんさんぶるスターズ!!SMILE -Autumn- 5th anniversary magazine』が発売されてしばらく経ちました。このマガジンでは毎回アンケートが実施されていますが,私は企画の意図や求められている答えを勘違いして空回りしていました。もちろん採用されませんでしたが,自分なりに真剣に考えたのでメモが残っているものはここに載せておこうと思います。今回はプレイリスト編です。
はじめてのコズプロ
WONDER WONDER TOY LAND
歓迎☆トゥ・ウィンク雑技団
今宵月の館にて
Sunlit Smile!
シュガー・スパイス方程式
Be The Party Bee!
◎子ども向けのチャンネルで流れているイメージ。
『WONDER WONDER TOY LAND』は就学前の子ども向け。子供だけが集まる夢の世界でおもちゃたちと遊べる特権。目覚めるたび大人になるから有限な世界という残酷さも感じる歌詞が童謡のようでピッタリ。
『歓迎☆トゥ・ウィンク雑技団』は就学前〜低学年向け。馬跳びや側転など分かりやすく真似しやすい振りで遊びや体育で導入されているはず!
『今宵月の館にて』は中学年向け。高学年への憧れもあり背伸びしたいお年頃に刺さる。また中学年は外国語やその文化にも触れ始めるので,ハロウィンやTrick or Treatなども知りたてホヤホヤな単語のため絶対に食いつく。
『Sunlit Smile!』は高学年向け。高学年にもなるとキラキラ輝いている青春のような恋をして夏休みを過ごすはず!!甘酸っぱさを感じるこの曲がぴったり。
『シュガー・スパイス方程式』は中学生向け。出てくる単語は高校で出てくるものだけれど,解き方が無限にあることをポジティブに捉えているこの曲を中学生の時点で聴いていると数学への苦手意識を持たずにいられるはず。
『Be The Party Bee!』は高校生以上向け。学校行くのが嫌だと憂鬱な時にこの曲聴くとテンション上がって楽しい1日がおくれそう。
Welcome to COSMIC PRODUCTION!!
魅惑劇
Trap For You
RISKY VENUS
Mischievous Party Time!!
Ruler's Truth
Crazy Roulette
2winkle Star Beat☆
Awakening Myth
凱旋歌
◎ESの新規ファンやライトファンをコズミックプロダクションの深みへ誘うのが目的のライブのセットリスト
初めてのライブでドキドキして落ち着かないお客様でも自然と眺め,聴き惚れる『魅惑劇』で開幕。ライブ会場は最高峰のパフォーマンスを全身で浴びるための舞台となり,目の前のパフォーマンス以外目に入らない完璧な結界が張られる。
圧倒的な世界観でアイドルは演者で自分たちはただそれを眺めるだけの傍観者だと思い,他人事みたいな顔をしてしまっているお客様に「こっちに踏み込んでおいで」と罠を仕掛けるのが『Trap For You』
Eveの誘惑に追い討ちをかけるようにCrazy:Bが登場。自分の直感とSenseを信じろと。引き返せないとわかっても逆らえない君は『RISKY VENUS』で,俺らのVENUSだと。
そしてコズプロの深みへとダイブしたら2winkが待っていて,この時間を終わらせたくない!というドキドキを『Mischievous Party Time!!』で加速させる。(甘い誘惑とピリッとした刺激はひなたとゆうたを指している歌詞だが,このセトリでは『Trap For You』と『RISKY VENUS』を指しているようにも捉えられるようにしている)
しかし中にはアイドルに本気になるのが恥ずかしいかも...と思っているお客様がいるかもしれない。そんな人の後押しをするのが『Ruler's Truth』それが貴方と救い導く唯一の真実で,信じなければならない夢見るもの。
コズプロの深みへ誘われたお客様に12人全員が登場したので,『Crazy Roulette』で今度は誰を選ぶのか決めようとCrazy:Bが勝負を持ちかけてくる。コズプロ所属のアイドル達は誰を選んでも負けはしない。そして全員がライバルで1番を勝ち取りに行くサドンデスゲームが始まる。
そこに乗り込んでいく『2winkle Star Beat☆』ふたり最高の笑顔で見たことないステージへ史上最高を目指して進化中だから奇跡を目撃してね,と2winkの輝きをお客様の目に焼きつける。
『Awakening Myth』でEdenはAdamとEveが合わさってできたユニットで,世界を変えていくことが出来るのだとお客様に見せつける。お客様はまだ光を見ていないから光へ導くよ。さあ神話を始めようか。楽園というこの舞台でAdamとEveは永遠の果てに至る。
閉幕を告げるのはValkyrie。『凱旋歌』で過去の栄光だけではなくこれからはもっと無垢なる信奉者を導いていくと謳う。これから新たなる帝王の物語が始まる。
これでお客様はライブが終わった後にCrazy:B,2wink,Valkyrie,Eden(Adam,Eve)のなかでどのユニットを応援するかを考え,コズプロ以外のユニットという選択肢が浮かばないくらいコズプロの深みに嵌ってしまう。
おわりに
場面とテーマを設定し曲を何度も聴き,歌詞を読みこんでテーマに沿ったものになるように組み合わせて,その組み合わせだからこそ生まれる意味を強く意識しながら作り上げていました。コズプロのプロデューサーの気分を楽しめたのは良かったです。
しかし『あんさんぶるスターズ!!SMILE -Summer- 5th anniversary magazine』が発売され,採用されている方のコメントなどを見て長文が求められていないことに気が付きました。そして『-Autumn-』ではプレイリストが求められていたのに,「セットリスト」を送ってしまいこれからは文章をしっかり読もうと反省しました。
『-Summer-』のアンケートの方のメモは好きなシナリオだけ残っているので,そちらも別で載せようと思っています。もしよろしければそちらも見てください。