趣味の色々

趣味などについて書いていく予定です。

蓮巳敬人に思いを馳せる会

はじめに

 私はたまに脳内で「蓮巳敬人に思いを馳せる会」を開催します。彼についての情報整理を行っているわけです。その様子をまとめました。話し言葉の砕けた文章で私の解釈での話を書くので悪しからず。

 

蓮巳敬人は身近な存在である

 蓮巳敬人は等身大の人間で好きなんですよね。年相応の未熟さも自己肯定感も普通の範疇で良い。真白友也はネームドキャラ達から見れば普通に見えるという認識ですね。多分あんスタのキャラで一番私と同じような人生の歩み方考え方をしているから身近に感じるのだとは思います。

 

普通の基準が違う

 敬人と友也の違いは自分の中での感覚でしかないので他の人からすれば的外れなことかもしれませんが,敬人は良くも悪くも自己中心的なんですよ。つまり子どもなんです。人間らしさがよく分かる。自分の通っていた高校に蓮巳敬人がいたような気がしませんか?私たちの世界,つまり現実世界の人間があんスタ世界で生きていこうとすると蓮巳敬人になる。あんスタ世界の住人が親近感を覚えるのは真白友也でも,現実世界の住人は蓮巳敬人だと思う。私は普通の基準が現実世界とあんスタ世界で違うと思っていますが,それはあんスタ世界では「真白友也が普通」という扱いをされているからなんです。

 友也くんはほかの個性豊かなキャラクターに比べて「なんの才能もないから普通」という扱いです。私にとって「才能がある」というのは良い結果を残した人間に対して周りが自分を正当化するためのもの。「あいつは自分たちと違って才能があるから」と言い訳するためだけの言葉です。ただこれだと友也くんは周りがそう思うくらいの状態ではないことでもあります。しかしこれは彼が入学したての時の話です。友也くんは夢ノ咲に入る前にどこかのスクールに通っていたわけではなく,まっさらな状態でした。そもそもまっさらな状態であんスタの世界で生きていたのもすごい。本当に私の感覚の話ですが,真白友也はその名のとおり真っ白すぎるんですよ。15年も生きていて一切カットも研磨されていないダイヤの原石が普通なわけがないでしょう。

 

蓮巳敬人は優秀である

 ここからはダイヤとゲームでよくあるスキルポイントで例えますが,生きてきた中で成長してスキルポイントを獲得したとします。友也くんは夢ノ咲に入るまでスキルポイントを使わずに置いておき,アイドルに関連するスキルにポイントを振っていった人。ダイヤを原石からスキルでアイドルという形に削っているような感じです。

 一方敬人は昔漫画家になりたかったので漫画に関するスキルをすでに多く獲得している状態なわけです。つまり彼は原石から漫画家というカットを行ったあとアイドルという形にするために更に削っている感じです。多くの人は何かしら高校に入るまでにスキルを獲得しているでしょう。ただ彼はダイヤのサイズは小さくなっても努力という研磨で他の人より輝いているのでかなり優秀なのです。

 

なずなとの違い

 敬人となずなの違いは先天的な普通か後天的な普通かですね。なずなはアイドルを目指す前から唯一自信があった歌唱力にスキルポイントを全振りした。入学時には既にスキルポイントを使っていたのは敬人に近いが,アイドル関連のスキルであったため入学後の友也に近い。ただ彼はグループの「に~ちゃん」として導いていくのと大学進学のためにアイドルとは直接関係のないスキルを高校生活で獲得していきました。普通になっていたわけですね。結果いまでは敬人もなずなも普通です。

 

衣更真緒はどうなのか

 ここからは普通から話が変わりますが,敬人は真緒に昔の自分と同じだと共感しています。またスキルポイントで例えますが,真緒もまたアイドルと直接繋がっていないスキルを多く獲得している一人。だから敬人は真緒に共感した。しかし私の中で二人はかなり違うんですよね。違いは獲得した理由が自分にあるのか他人にあるのか。敬人は自分のために獲得しました。自分の興味あることや夢のために獲得した。しかし真緒は周りの自分のために獲得した。この違いは家庭環境の差が関係しています。(あくまで私がそう思っているというだけですよ!)

 敬人は弟で真緒は兄なんですよ。よく兄弟だと下の子の方がのびのび育つというでしょう。それは安心感を与えてくれる存在が下の子の方が多いからだと思っています。困ったときに頼ることができる,安心感を与えてくれる存在として親よりも近いところに兄や姉がいるわけです。敬人の場合は兄ですね。仏像のエピソードのように敬人の邪魔はしないけれど,少し離れたところから見守り駄目なことはダメだと指摘してくれる兄がいます。そんな温かい環境で興味のあることについて邪魔をされずどんどん学んでいったんです。

 じゃあ真緒はどうかというと彼は妹がいる兄という立場です。つまり頼られる,安心感を与える側の人間です。さらに放任主義の家庭のようなので通常の兄よりそれが求められる。お兄ちゃんなんだからしっかりしないといけなかった。しっかりするために,役割を果たすために必要なスキルにポイントを振っていった。だから直接アイドルとつながっていないスキルを多く獲得しているからと言って同じではないのです。敬人は素直に成長してきたので真緒より行ってしまえば精神面で未熟です。ですが敬人の未熟さは年相応。真緒が成熟しているだけだと思います。ただ無理やり成熟させたので脆いですが。

 敬人と真緒ならば敬人の方が不器用です。なぜならば真緒の方が全体的にまんべんなくポイントを振り分けているからです。敬人は興味に集中できる環境下だったためスキルも集中しています。なのでアイドルに直接関係のないスキルの中でも偏りがあるわけです。真緒は親との関係,妹との関係,幼馴染との関係などで求められる役割が違うのでそれぞれ必要なスキルを獲得していった。もちろん興味のあるものにもポイントを振っていますが,それ以外に振ったポイントがかなり多いのです。

 

蓮巳敬人の良さ

 アイドルと直接繋がっていないスキルを多く獲得しているけれど真緒みたいに全体的にバランスよく獲得しているわけではないのなら敬人の良さは何なのか。それは自己肯定感の高さである。

 好奇心に対してきちんと向き合うことができた,集中できたという経験は達成感につながっています。そしてその達成感は次の好奇心へつながっていく。そして自分の中で納得するまで突き詰めることができているからこそ自分を肯定できる。自分で考えて好奇心を持って行動に移せる。それが蓮巳敬人の最大の強み。真緒も全体的にポイントを振り分けてスキルを獲得したからこそTrickstarにとって必要不可欠な存在になっているのでどっちが良い悪いというわけではありません。敬人には敬人の良さ,真緒には真緒の良さがあってそれぞれ自分が輝くことができる仲間といるんですね。

 

4人を並べてみる

 真緒は偏らせず満遍なくスキルを獲得したため突出したものはなかった状態からアイドル系のスキルを獲得していくようになったのは友也に近いです。ただスキルを全く獲得していないから突出したものがないのとはかなり違いますが。兄という立場で満遍なくスキルを獲得してからアイドルという立場でアイドル系に特化していくのは,アイドル系に特化してから兄という立場で満遍なくスキルを獲得していったなずなとは反対ですね。つまり,

【奇抜】← 友也 なずな 真緒 敬人 → 【普通】

という並びになるのかなあと思います。

 

続・蓮巳敬人は身近な存在である

 自分に近い人間であればあるほど親近感がわく。蓮巳敬人は優秀な人間なので初見では分からないかもしれないが,知れば知るほど彼が等身大の人間であると実感するのです。敬人の考えは私と合わないこともありますが,どうしてその考えに至ったのかはわかるわけです。考えが合わないのは敬人の育った環境,築き上げてきた価値観が私と違うからです。ですが想像できる範囲(=普通)なので親近感がわき,好きだと思うのです。

 

おわりに

 想像できる範囲からはみ出た人間を自分とは違うなにかだと認識してしまいますが,そんなはぐれ者認定された人もそうでない人も一緒に輝こうとしているのがあんスタなのでしょう。

 「蓮巳敬人に思いを馳せる会」について前にTwitterでツイートしたことがあるので見た人がいるかもしれません。実は少し考えが当時から変わっています。ただ蓮巳敬人が身近な存在であることは変わっていません。これを読んでくださった貴方も蓮巳敬人に思いを馳せてみてはいかがでしょう。